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「ほどなく、お別れです」
はじめてテレビのCMで、この映画の予告を見たとき
「あ、これは今の私にとって、絶対に見に行ったほうがいい映画だ」
そう直感で感じました。
なぜなら私も去年、大切な父との別れを経験した”遺族の1人”だからです。
そして実際に鑑賞して、この映画の1番の感想は
「今ある幸せを大切に、めいいっぱい抱きしめて生きたいと思わせてくれる映画」でした。
そんな「ほどなく、お別れです」の映画の感想を、書いていきたいと思います
- 「ほどなく、お別れです」を観ようか迷っている方
- 他の人の感想が読みたい方、読んでから観るかどうか決めたい方
- 静かに泣ける映画を探している、涙活したい方
映画の基本情報
- 公開日:2026年2月6日
- 原作:ほどなく、お別れです 作者:長月 天音
- 主演:浜辺美波 目黒蓮
- 監督:三木 孝浩
- 公式サイト:https://hodonaku-movie.toho.co.jp/
あらすじ
とあるきっかけで葬儀会社に就職したヒロイン、清水美空(浜辺美波)。指南役の葬祭プランナー漆原礼二(目黒蓮)がタッグを組み、「最高の葬儀」を目指す物語。
映画『ほどなく、お別れです』公式サイト https://hodonaku-movie.toho.co.jp/
見終わった率直な感想
この映画を見終わった直後に思ったことは
”心が優しい気持ちになって、浄化されるような映画だった”ということです。
結婚・出産を経てできた大切な家族との時間。
何気ない毎日の幸せは、決して当たり前じゃなく特別で尊いもの。
その幸せを大切にいっぱいに抱きしめてこれから生きていきたいと思いました。
特に印象的だったシーン

①妊娠中の妻とお腹の子を亡くした夫
自分も子どもを妊娠・出産できたけど、もしかしたら私も同じような未来があったかもしれない。
新たな家族と過ごすのを楽しみにしてた矢先の出来事で、1人取り残された夫の立場を想像すると怖くなって涙が止まりませんでした。
だからこそ、無事に出産できて家族みんなで過ごせることの幸せを改めて感じるシーンです。
②子どもを亡くした母と亡くなった娘の別れ

自分も子育てをしていて、この母親と同じように
「子どもを失いたくない」「子どものため」を思い悩む姿に、とても共感しました。
娘も母親と離れたくないという心情が、今甘えたがりな息子と重なって、亡くなったらその甘えも叶えてあげられない苦しさを感じて、辛くなりました。
そして今目の前にいる息子を、抱きしめられる時間が改めて奇跡なのだと感じました。
③主人公の母の心情 永作博美さんの演技力
次女を出産した直後に、長女を失う悲しみ。
嬉しいことがあった直後の、悲しすぎる出来事。
やり場のない怒りや悔しさ、複雑な心情。
想像するだけでも耐え難いのに、実際に起きてしまったらと考えるのも嫌になる辛い場面。
その難しい感情を、表情で再現されている主人公の母親役の永作博美さんの演技がとても印象的でした。
物語が進んでいく最中、ずっと気になっていた表情の秘密。
クライマックスでその理由がわかり、表情がほぐれるシーン。
とっても素敵でした。
④納棺の儀の手捌きの美しさ

SNSで偶然、目黒蓮さんに納棺の指導をされた方の投稿をたまたま見ました。
その方も絶賛しているくらい、とても所作が美しかったです。
納棺の際に意識すべき点、所作がたくさんあることを知り、改めて大変で責任の重い仕事でありながら、とても尊敬できる素敵なお仕事だと感じました。
⑤遺族に葬祭プランナーの2人がかける言葉
ご遺族の方を心底思って、掛けられる言葉たち。
見ているこちらも救われる感覚がありました。
特に主人公、美空(浜辺美波)が亡くなったけど、なかなか両親とお別れできない子どもに掛けた言葉
「ちょっと先にあっちに行って、パパとママを案内してあげてね」
こんな言葉、なかなか掛けられない、シンプルにすごいと思いました。
幼い子に両親と離れる決別なんてそもそも辛すぎる。
そんな中でこの言葉を聞くと、どこか辛い別れも前向きに感じられて、見ているこちらも救われるような気持ちになる。
辛い別れの中にも、前を向く光を灯してくれるような言葉です。
⑥映像の質感
この映画は”死”という重たいテーマを扱っているので、見たあと「ズーン」という気持ちになりそうだなと思っていました。
ただ、物語の温かさに合わせた
- 柔らかい映像の質感
- 柔らかな光の描写
- 映像で映すお別れの景色やお花がとても綺麗なこと
悲しみよりも、亡くなられた方のいい旅立ちを表すような映像が最後まで続き、見終わったあとは「優しい」気持ちになれました。
私自身の「お別れ」と重なったこと
父との別れを経験したときを、この映画を見終わった後改めて振り返りました。
そのときも、とてもいいお別れができたと私自身感じたし、家族もそう感じたと言っていました。
父の訃報を聞いて、お別れの時間が近づく中
「本当に最後だから、ちゃんと悔いなくお別れしよう」というのが心の中にずっとあって考えていました。
そして家で納棺が終わり蓋を閉められる前、わがままを承知で父にお別れの言葉を言う時間をつくってもらいました。
今でも時折寂しさを感じることはあるけれど、その時間があったから前に進めている自分がいます。
支えていただいた葬祭プランナーの方、納棺師の方々には本当に感謝しかないですし、この映画を見て素敵な方達に囲まれて父を見送ることができたなと改めて感じました。
まとめ

「ほどなく、お別れです」は、私にとって
”今の何気ない当たり前の生活が奇跡で、幸せなこと”
と再認識させてくれる映画でした。
また忙しさに追われて、幸せを見落としてしまいそうになった時この映画を観たいと思います。
もし少しでも気になったら、ぜひ一度観てみてください。

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