「仮面ライダークウガ」放送開始から25周年を記念して、開催されている「超クウガ展」に親子3人で行ってきました。

私は「仮面ライダークウガ」を見たこともなく、ほとんど何も知らない状態で見にいきました。
楽しめるかどうか不安でしたが、実際は知らないなりの視点で意外と楽しめました。
そんな体験をみなさんにシェアしたいと思います。
・付き添いで誘われたけど楽しめるか不安
・作品を知らないけどクウガ展に行ってみたい
そんな方はぜひ、この記事を参考にしていただけたら嬉しいです。
どうして行くことになったのか?|付き添いのつもりが家族で参加に
何も知らない私が「超クウガ展」に行くことになったきっかけ。
それは旦那が大の特撮ファンだったからです。
元々お子の誕生日前祝いでアンパンマンミュージアムに行く計画をしていたのですが、その日にちにこの「超クウガ展」が近くでやっていることを旦那が教えてくれました。
同じ福岡県。

せっかくだったら一緒に行きたい。

何も知らないし、楽しめる要素あるのかな…?
でも旦那が見ている間、お子と2人で時間を潰すのも大変だし…
付き添うかどうか迷いましたが家族みんなで行動した方が楽だし、お子ももしかしたら楽しめるかなと思い付き添いを決めました。
展示内容編:作品を知らない人でも楽しめた理由
会場に入ってすぐ興奮!立像とOP映像のインパクト
会場に入って一発目の展示。
待ち構えていたのは、クウガの立像とOP映像でした。
クウガが仮面ライダーの相棒であるバイクに跨って堂々とそびえ立つ立像。
そのバックに流れるクウガのOP映像。
会場に入った瞬間「ついにクウガ展にやってきた!」と気持ちのボルテージを一気に上げられました。
またOP後に流れる、主役を演じたオダギリジョーさんの渋い声でのナレーションがまた素敵で。
何も知らない状態でもこんなに上がるのだから、ファンの方はよっぽど嬉しいだろうと思いました。
実際ここのブース、写真撮影OKなのもあって中々先へ進まず、結構混雑しました。
それくらい本当に素敵なブースでした。
クウガの様々なフォームが実物大で展示!|再現度がスゴい
クウガには様々なフォームチェンジがあるようで。
それぞれのフォームが劇中に、一番際立つ形で展示されていました。
背景や立像のポーズ、一緒に写っている敵。
どれもこだわりが詰まっていて、ファンの皆さんが
「これはあそこのシーンだ!」と分かるような展示になっていました。
写真撮影も可能で、見ているファンもつい再現したくなる。
まさに劇中の様子を間近で見ているような展示でした。
立像それぞれの細かなディールを実物大のサイズで、間近で見れるというのもファンの方にとってはまたとない機会。
そして私のように何も知らない人でも「こんなに細かい作り込みがあるんだ!」と感心してしまうほど、見応えがありました。
怪人の立像も間近でじっくり観察|「ちょっといいかも」な発見
クウガだけでなく怪人の立像もありました。
怪人って私的に、映像で見る分には「なんだかまがまがしいな」「気持ち悪い」と思って終わり。
でも実際間近で見てみると、クウガとは違う嫌な役に見えるようなこだわり。
衣装とかも意外と近くで見ると「あれ、なんだか凝っててちょっといいかも!」と思ったり。
怖いだけじゃなく、デザインや衣装のディティールにも魅力を感じるなど、怪人の新たな一面を知ることができました。
キャラクターデザインができるまで|下書きの完成度に驚き
実際のクウガのデザインができるまでの過程が展示されていました。
何度も書き直されたデザイン。
その書き直しになる前段階の絵も、すごく丁寧で。
「え!?試作の段階でこんなしっかり絵描くの?大変!」と驚きました。
その試作のデザインがそれぞれ解説付きで展示されているため、すごく見応えがあります。
普通のノーマルフォームだけでなく、フォームチェンジのデザインも何度も書き直ししている。
その書き直しの様子を想像するだけで…大変さがすごく身に染みます。
脚本・台本づくりの苦労も丸わかり!|会議と修正の繰り返し
クウガの脚本や台本ができるまでの過程も、しっかりと展示されていました。
こちらも何度も推敲された様子が、見てとれます。
ただでさえクウガは49話と長く、脚本を書くのも大変。
その上何回もプロット会議が行われ、脚本も台本も書き直しされたそうです。
通常の仮面ライダーよりもクウガは、会議が多かったそうで。
実際の台本ができるまでのスケジュールが記載されていました。

このスケジュールで何回も会議と修正を重ねるなんて…
いくら体力があっても足りないよ!大変すぎる!
本当に製作者の皆さん、素晴らしいです。
撮影セットの設計図・イメージボードが面白い|美術さんの職人技
各話の振り返りとともに、その話に使用した撮影セットのイメージボードが展示されていました。
特撮のセットって、結構現代にないような世界観なのでセットを作るのも大変そう。
そんなセットの設計図。
実際に建物を建てるのと同じくらい、平面図や立面図が描かれていました。
看板などの備品も、事細かくサイズが記載されていて。

1つ1つ細かいところまで、設計図を書いて制作をしているなんて…
TV局の美術さん、すごい!
キャストのスケジュール管理も公開!|映像制作の裏側が垣間見える
たくさんのキャストの方が出演されている、仮面ライダー作品。
実際の撮影スケジュール表が展示されていました。

ドラマってこんな風にスケジュール管理をしながら、撮影しているんだ!
私が今まで見てきたドラマや映画も、こんな風に作られていたんだなと裏側を知ることができ得した気分になりました。
子連れ目線での感想・実用情報
混雑・入場について|当日券は時間指定&長蛇の列
私たちはクウガ展に7月19日(土)福岡会場に行きました。
HPには記載していませんでしたが、この日も当日購入券の方は時間指定入場。
11時15分にチケットを購入し、12時入場開始でした。
12時に会場に戻ると、すでに12時入場の長蛇の列。
私たちは12時入場の最後から2組目でした。
そこから最初のブースに入れるまで15分ほど掛かりました。
(最初のブースがとても魅力的なので、そこで詰まってしまったんですね)
最初のブースの混雑と対策|赤ちゃん連れの注意点も
最初のブースに入ってから中々先へ進まず、10分程度は同じ場所に止まっていました。
クウガのOPが耳に染み付くほど。
赤ちゃん連れの方は少し大きな音・・少し暗めの空間・演出のライトがちょっと気になる、怖い方がいるかもしれません。
我が家は入場前の待ち時間中に、お子が眠りにつきベビーカーの日除けを下げて明かりが気にならないよう対策をしました。
音が大きい・空間が暗くて怖いということは、すやすや眠っていたので特にありませんでした。
ベビーカーは使える?|混雑エリアと空いているエリアの差
最初のブース、キャラクターデザイン・台本ができるまでのブースは結構混雑していて、ベビーカーで通れはするけど、通りづらいという印象でした。
そのブースを抜けた後は、それぞれ他のお客さんも散らばってあまり混雑を気にすることなく展示を見て回れました。
授乳・オムツ替えはできる?|再入場不可なので事前に準備を
基本的に再入場ができないので、会場の注意書きにもありますが入場前にトイレ等はすませておきましょう。
私たちも先にオムツ替えとお子の離乳食を済ませてから、展示ブースに入りました。
所要時間の目安は?|私たちは1時間40分かかりました
会場の入場レーンに入ってから、最後のお土産グッズを買って会場を出るまで。
私たちは1時間40分掛かりました。
最初のブースあたりは中々列が前に進まず、必然的にじっくり見る形に。
ただその混雑を抜けた後は旦那が見たいところだけじっくり見て、それ以外はさっと通るような形でこれくらいの時間かかりました。
全ブースをじっくり見ると考えると、2時間はみてたほうがいいですね。
まとめ:クウガを知らなくても楽しめた!
結果、何も知らない状態でもクウガ展を楽しむことができました。
クウガという1つの作品ができるまで、どれだけの人の手と時間がかかっているのか。
目の当たりにすることで、その制作の大変さや情熱がひしひしと伝わってきました。
そしてそれだけ作品をよりよくするための努力があるからこそ、25年経っても多くの人に愛される「仮面ライダークウガ」という作品ができたのだと思います。
またクウガだけでなく、日々私たちが見ているドラマや映画も同じだけの労力が掛かっていると思うと、本当に作っている方への尊敬の念が止みません。
そういった普段知らない裏側を知れるという面でも、知らない人が行っても楽しめる展示だったのではと思います。
お子も展示をまじまじと見つめ楽しそうでしたし、他の4、5歳くらいのクウガを知らない今のお子さんも目をキラキラにして展示を楽しんでいました。
子連れでも、何も知らない状態の付き添いで行っても楽しめる「超クウガ展」
ぜひみなさんも足を運んでみてくださいね。
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